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パーソナルブランディングとは
パーソナルブランディング(personal branding)とは、「思考は現実化する」の作者ナポレオンヒルが1930年代に提唱した、自己ブランド化のことです。
ブランドとは、物を分類するときに思い浮かべる名称、言葉、記号、シンボル、デザインのことです。

これを個人のに当てはめたものが、パーソナルブランドです。
具体的には、誰かがあなたを思い浮かべる時の要素(学歴、経歴、スキル、外見、内面)の組み合わせのことです。
そして、パーソナルブランディングは、あなたが持つパーソナルブランドの中から、「魅せたい自分の特徴を戦略的に相手に伝え、他者と差別化し、自分の地位を確立すること」です。
令和は、「個人で生きていく時代」と言われており、パーソナルブランディングの重要性が高まっています。
なぜパーソナルブランディングが注目を浴びはじめたのか
企業から個人へ
少し前の世代までは、経済活動の中心は企業体であったため、スターバックスやマクドナルドのような企業ブランドのみ、ブランディングについて考えておけば問題ありませんでした。
しかし、働き方が大きく変わり、個人として働く人が増えてくる中で、パーソナルブランディングの上手さがそのまま収入に直結することがわかり、数年前から再注目されるようになりました。
北米や西欧では当たり前になりつつある
フリーランス文化や、Linked-in(ビジネス用SNS)が日本より早く流行った北米や西欧では、パーソナルブランディングはすでに当たり前になりつつあります。
パーソナルブランディングへの需要増に伴い、関連企業が増えてきています。
日本にも個人の時代が来た
近年の「副業解禁」「転職の活発化」「フリーランスの増加」は、個人時代の到来を示唆しています。
また、日本経済の停滞、企業の低成長率、増税による所得の減少により、会社に依存する生き方だけではかなり厳しくなってきます。
つまり、これからは会社の看板ではなく、自分で勝負しなければならないのです。
パーソナルブランディングを行い、「自分で稼ぐ力」を身につけなければなりません。
パーソナルブランディングで得られる効果
一言で言うと、あなたを成功に導きます。
個人として、仕事が得られる
例えば、あなたがAIのスキルが高く、ツイッターで継続的にAI関連の呟きを行い、上手くパーソナルブランディングできれば、仕事が降ってきます。
他にも、海外経験とマーケティング経験を生かして、【独特な名前】コンサルを名乗り、継続的にパーソナルブランディングを行えば、相談事がきます。
周囲からの評価が上がる
パーソナルブランディングは、副業で仕事をもらうだけのためではありません。
最初に伝えたように、5つの要素(学歴、経歴、スキル、外見、内面)の組み合わせで決まります。
例えば、あなたが「上品さを兼ね備えた大人な男性」として、パーソナルブランディングをできれば、周囲からの評価はあがります。
周囲からの評価が高いということは、自分が認められているということです。
人間が持つ承認欲求が満たされ、幸福感が高まり、自信もつき、物事が上手く進むようになります。
転職など面接通過率が向上する
しっかりとパーソナルブランディングができていれば、自分の特徴を伝える技術もあがっています。
結果的に、面接の通過率も高まりますし、面接官が感じたこととあなたが伝えたかったことのズレが小さくなり、間違って受かってしまったような後から不幸になることも避けられます。
社内での価値が高まり、昇格が早まる
社内で、自分の強みやスキルを周囲に理解してもらっておけば、その強みやスキルに関するテーマであれば、あなたに声がかかります。
自分の得意かつやりたいことなので、意欲的に取り組むことができ、成果を出すこともできます。
その結果、良い評価をもらうことができ、昇進も早まります。
また、自分の苦手な仕事が振られ、上手くいかず、自分も会社も不幸になる可能性を最小限にできます。
自分に賛同する仲間が増える
パーソナルブランディングは、「自分はこういう人間だ」と周囲に認知させることです。
これを上手くできると、尊敬してくれる人や、同じようなパーソナルブランドを持つ人など、新しい仲間ができます。
この人たちと、切磋琢磨することで、さらに自分をレベルアップすることができます。
どうやってパーソナルブランディングを確立するのか
パーソナルブランディングの確立方法については、別の記事で詳細を記述します。
こちらでは、簡単に3つのステップを記述します。
何を達成したいかを考える
まず最初に考えることは、ブランディングを行うことで「何を達成したいか」です。
・キャリアで成功したい
・自分のビジネスを立ち上げたい
・副業で稼ぎたい
・周囲からモテたい
なんでも問題ありません。
パーソナルブランディングとは、現状のあなたのブランド(5つの要素:学歴、経歴、スキル、外見、内面)と、達成したい姿のギャップを埋めていく作業になります。
ギャップを埋めていくとは、「上手に魅せることでブランディングすること」と、長期的には「足りない要素を獲得していくこと」の2つになります。
5つの要素を棚卸しする
学歴、経歴、スキル、外見、内面の中で、自分の特徴を棚卸ししましょう。
魅せ方を考える
最後に、どのように現状の5要素を組み合わせ、自分を相手に魅せるか考えましょう。
最初のステップで、「達成したいこと」「理想としていること」を記述したと思いますが、それを満たすような上手な見せ方を考えましょう。
最後に、
最初に書きましたが、令和はパーソナルブランディングの時代です。
パーソナルブランディングを上手く実施できているか、できていないかで、人生の幸福度や生涯年収も大きく変わります。
自分の魅せ方を、しっかりと検討し、自分だけのパーソナルブランディングを行いましょう。
End