海外駐在員の年収 -メーカー編-

今回インタビューさせて頂いたのは、大手メーカーで働くK氏。
駐在時の年収について、詳細を聞かせて頂きました。

駐在時のスペック:大手メーカー、28歳、入社6年目、ロンドン駐在、中堅私大卒、独身

給与は、大きく2つに分けられ、日本支給、海外支給に分かれます。

日本給与

まず日本給与ですが、毎月の基本給夏冬ボーナスが支給されます。
基本給は、日本で発生する税金(健康保険、厚年保険、雇用保険、所得税、住民税)を支払うために、会社から日本口座に給与が振り込まれる位置付けになっています。とはいえ、税引後でも数万円は手元に残ります。
また税金のうち、雇用保険、所得税はほぼ発生しません。更に住民税も赴任年の翌年6月からは発生しません。

これらを計算すると、


日本基本給手取り額(月額)

基本給 19万円
税金控除額 6.5万円
手取り額 12.5万円


になります。

次に夏冬のボーナスですが、こちらは企業全体の業績と、駐在元の組織評価によって変動します。
平均の5.5ヶ月で計算すると、


日本ボーナス手取り額(年間)

130万円前後


こちらも税金の恩恵があります。

これらの基本給と、ボーナスを合計すると、


日本給与の手取り(年間)

基本給 12.5万円 × 12ヶ月=150万円
ボーナス 130万円
日本給与 合計手取り額 280万円


になります。

お金使いが相当荒い人でなければ、日本の口座に振り込まれるこの給与には手をつけないため、駐在年数に合わせて貯蓄されていきます。

海外給与

次に海外給与です。
海外で支給される給与は、基本給と、家賃手当の2種類に分かれます。
基本給は、日本での資格による給与ランク、赴任先の物価指数、生計指標、為替等のインデックスによって算出されます。
支給の際は、税引前の金額は提示されず、手取り額のみを把握できます。


海外基本給(月額)

海外基本給(現地通貨) 2530ポンド
海外基本給(日本円)35.4万円(為替140円/ポンドで算出)



次に家賃手当ですが、こちらも日本における給与ランクによって、支給額が異なります。また毎年、物価が2、3%上昇するため、それに比例し、支給額も上昇します。


海外家賃手当(月額)

海外家賃手当(現地通貨) 2550ポンド
海外家賃手当(日本円) 35.7万円 (為替140円/ポンドで算出)



これらの海外基本給と、海外家賃手当を合計すると、


合計海外支給額(月額)

35.4万円(海外基本給)+35.7万円(海外家賃手当)=70.1万円

 

合計海外支給額(年間)

海外支給額(年間) 841.2万円


日本給与と海外給与の手取りの合計

日本給与と海外給与の手取り合計(年間)
280万円(日本の手取り)+841万円(海外手取り)=1,121万円
手取りで年間1,121万円が支給されることになります。

更に、赴任年は着任手当、帰任年は帰任手当が、準備費用として約80万円から100万円程度支給されます。

参考までですが、私の場合は、上述の手取りより50万円程度少なかったです。

また感覚的には、商社、銀行はもう少し多くもらっていると思います。一方で他のメーカーや中小企業の駐在員はこの額より少ないのではと思います。

今回は、独身者K氏をインタビューさせて頂きましたが、駐在員のステータス(独身、既婚、単身赴任、子供持ち等)によって、様々な福利厚生、手当があるようです。

気になる業界がありましたら、調査致します。是非コメントをお願いします。

End

 

 

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