こんにちは。ショーンです。SeanのTwitter
今回の記事では、
「駐在したいと考えている方」
「他業界の駐在員の仕事内容が気になる方」
「メーカー社員勤務の方」
に向けて、メーカー社員の駐在中の仕事環境・内容をまとめました。
Contents
はじめに
「駐在がしたい」という声をよく聞きますが、駐在先で、
実は、配属ガチャ同様に、「駐在先もガチャ要素が結構大きい」です。
しかし、入社する会社によっては、そもそも「発展途上国への駐在の可能性がほぼ0」であったり、逆に「新興国への駐在を前提している」ような企業もあります。
そして、駐在国や出向先によって、大きく仕事の内容、役割、
その結果、弊社の駐在員を例に出すと、
駐在してみたら、
「思っていた仕事と違った」
「孤独で毎日辛かった」
「仕事がなくて暇だった」
など仕事内容・環境に対して不満を溜めて、帰任してくる社員もたくさんいました。
この理想と現実のギャップは、
こちらには、国別、出向先別に「どのような環境でどのような仕事をするのか」をまとめています。
こちらを参考にして、「駐在後の理想と現実のギャップを無くす」「同僚や友人の過酷さを理解する」など、活用して頂ければと思います。
駐在国によって「孤独感」は大きく異なる
まずこちらの表を見てください。(注意:人口1万人あたり→人口10万人あたりです)
こちらは、外務省在留邦人数調査統計を参考に、海外駐在者YASUさんが作成した表です。
→海外駐在者YASUさんのツイッターはこちらから https://twitter.com/YASU84679874
一般的に、駐在員の「孤独感」は、
1、駐在国
2、駐在地域
3、出向先
の3つの要素で決まります。
3カ国ほど、例を見てみましょう。
米国
例えば、米国。人口1万にあたりの日本人は71.4人と比較的多いです。
しかし、米国はニューヨークなど一部の都市を除いて、基本的に車社会。
さらに、米国内で日本人が分散する傾向があるため、地方に駐在すると孤独を感じることも結構あります。
英国
一方で、英国。人口1万にあたりの日本人は61.2人と、米国に比べ少ないです。
しかし、駐在員の大半がロンドンに集約しており、オフィスも東京のように中心地に集約されているため、駐在員間のF2Fコミュニティーが発達しており、あまり孤独感を味わうことはありません。
インド
最後の例として、インド。そもそもインド人の人口が多すぎるという前提はありますが、人口1万にあたりの日本人は0.7人。
インドに駐在すると、結構、孤独感を味わいながら、仕事を進めなればなりません。
このように、駐在国、駐在地域によって、日本人の割合が大きく異なり、メンタル的に辛い「孤独感」を味わうようになります。
そういう人たちは、ツイッター界に生息しているので、ツイッターで「駐在員」と検索してみてば、日々の生々しい活動を見ることができます。
メーカーの出向先は大きく5つ
メーカーには大きく分けて5つの駐在先があります。
- グローバル統括会社への出向
- 現地事業会社(販売会社)へ出向
- 買収・出資会社への出向
- グローバル営業拠点への出向
- グローバル生産工場・現地生産工場への出向
もちろん、これらは、企業の規模や、組織によって異なります。
グローバル統括会社への出向
ポイント:グローバル統括会社とは、North America、EMEA、Asiaにある販売会社・
一般的には、アメリカ、イギリス、
仕事内容自体も、
【仕事内容】
基本的に、バックオフィス系、商品系、
バックオフィス
人事関連業務、また経理・法務のような仕事を担います。
マーケティング(商品)
メーカーの駐在では一番多いと思います。
経営企画
グローバル統括会社にぶら下がっている各事業会社の業績管理や、
現地事業会社(販売会社)へ出向
ポイント:メーカーの場合は、
【仕事内容】
経営企画(なんでも屋)
基本的に、なんでも屋という形で放り込まれることが多いです。
買収・出資会社への出向
ポイント:日本本社やグローバル統括会社が買収・
基本的に、
事業会社への出向と同じく、
また、
これらにより、
【仕事内容】
経営企画(なんでも屋)
基本的に、なんでも屋という形で放り込まれることが多いです。
グローバル営業拠点への出向
ポイント:比較的海外売上が小さく、
そのため、
【仕事内容】
バックオフィス
人事関連業務、また経理・法務のような仕事を担います。
営業・マーケティング
海外売上が比較的小さい企業では、一番多い駐在先です。
経営企画
グローバル統括会社にぶら下がっている各事業会社の業績管理や、
グローバル生産拠点への出向
ポイント:
【仕事内容】
バックオフィス
人事関連業務、また経理・法務のような仕事を担います。
企画
日本で描かれた生産戦略や技術戦略を現地に落とし込む、
技術・開発
メーカーでは、
参考になったでしょうか。
国、地域、出国先によって、業務内容や職場環境は大きく異なります。
皆さんが、それぞれの環境で活躍できることを祈っています。
20代メーカー駐在員の年収については、こちらの記事を御覧ください。
1件のコメント