こんにちは。ショーンです。
こちらの記事では、
・海外営業ってどんな仕事?
・転職するためにどんなスキルが必要?
・英語力ゼロでも転職できるの?期待値は?
・未経験でも入社できるの?
このような疑問を解決できる記事になっています。
記事の前半では、実際の求人を使いながら、海外営業について説明します。
後半では、英語力、転職事例、転職するためにすべきことを記述しています。

Contents
海外営業とはどんな仕事か
仕事内容
海外営業とは、海外企業や海外の販売代理店や商社などのパートナーに対して、営業活動する職種です。
▪️実際の求人1
こちらは、DODAに掲載されている「部品メーカー」海外営業職の業務内容です。
・新規拡販・維持受注活動
・見積作成(量産品・試作品)、価格折衝
・生産準備社内手配
・販売計画立案(月次・年次)
・顧客クレーム対応
・社内外プロジェクト参画
このような仕事を行います。
顧客がグローバルになり、英語を使うようになりますが、それ以外は国内営業職とほとんどやっていることは変わりません。
▪️実際の求人2
別の例を見てみましょう。
こちらは「医療メーカー」海外営業職の業務内容です。
▪️海外営業関連
・海外営業、受注、販売活動とその関連実務
・グローバルプロモーション活動企画
・海外の学会や展示会、当社独自の販売イベントの企画立案・実行
・海外現地法人の経営管理・支援活動
▪️海外営業企画関連
・グローバル事業戦略に基づく地域戦略、海外市場調査、企画立案・推進、グローバル拠点構築など
この求人の海外営業職は、従来の海外営業に加え、マーケティングや企画よりの仕事も担当することになります。
これら2つの求人を簡単にまとめると、具体的な仕事内容は、
・新規顧客/パートナーの開拓
・既存顧客との商談
・ビジネスパートナーの管理
・市場調査
・イベント対応
・販売マーケティング
・商材の物流管理
・価格交渉
・クレーム対応
・契約関連
になります。
2種類の求人を見てもわかるように、海外営業の責任範囲は、働く企業によって大きく異なります。
純粋に営業だけを担当する場合もあれば、マーケティングや管理の仕事まで含まれる場合もあります。
また海外出張が多い場合もあれば、国内を中心として仕事をする場合もあります。
実際の求人を見て、どの仕事が含まれるのか確認することが重要になります。
主な業界
グローバルでビジネスを行っている企業のほとんどは、海外営業部隊を持っていると考えてください。
その中でも特に海外営業職が多い業界は、
各種メーカー(自動車、部品、機械、半導体、化学、鉄鋼、精密、食品、医療、AVなど)、総合商社、専門商社、IT
になります。
これらの業界が積極的に転職者を募集していると考えてください。
年収
担当職の場合は、400-850万円の求人がほとんどです。
もちろん超一流企業になれば、1,000万円を超える求人もでてきます。
また駐在中の海外営業であれば、担当職でも1,000万から1,500万円貰えることもあります。
管理職になると、上述から+100万円~400万円を目安に増加してます。
転職に必要なスキル/経験
結論から言うと、下記のスキル/経験が必要になります。
▪️未経験募集の海外営業職に応募する場合
コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント力、営業職もしくは営業職に近い職種の経験
▪️経験者募集の海外営業職に応募する場合
海外営業の経験、貿易等の深い知識、契約関連の知識、クレーム対応の経験、英語力
早速、実際の求人を2つほど見ていきましょう。
▪️実際の求人1
こちらは、dodaから抜粋した「部品メーカー」の求人です。
*dodaへの登録はこちらから
部品メーカーの求人
<歓迎するスキル・経験>*いずれも必須ではありません。の項目を1つずつ見ていくと、
・営業、事業企画、調達・購買、生産管理などの経験
→非常に幅が広く、関連業務に携わっていた方であれば採用される可能性がある。
・プロジェクトマネジメントの経験
→プロジェクトマネジメントのストーリーは非常に作りやすく、上述の営業、事業企画、調達・購買、生産管理経験がなくても、求人に引っかかる可能性がある。
・英語(TOEIC 600点以上)
→こちらのみ歓迎条件という位置付け。点数が未達でも、他の要素で内定を貰える。内定後に英語を努力することを伝える必要はあり。
このように、採用の入り口を広くしており、必要なスキルはあまり定義されていないのが実情です。
面接で能力がありそうと評価されれば、未経験でも採用される求人です。
別の求人を見てみましょう。
▪️実際の求人2
医療メーカーの求人
こちらの求人の場合は、応募要件が「海外営業の経験」「貿易実務に関する知識」とあります。
つまり、経験者のみを募集している求人です。
このような求人は、比較的即戦力を求めており、未経験の方は面接までたどりつけないです。
もう一度まとめると、
海外営業に必要なスキル/経験は、求人ごとに異なります。
未経験募集の海外営業職の求人
コミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント力、営業職もしくは営業職に近い職種の経験
経験者募集の海外営業職の求人
海外営業の経験、貿易等の深い知識、契約関連の知識、クレーム対応の経験、英語力
になります。
英語力ゼロで転職できるのか
一言で表現すると、
英語ができなくても、ポテンシャル採用される可能性はあります。しかし、英語力が高い方が採用されやすい。
こちらが本音になります。
やはり、英語能力は採用に直結します。高い方が採用されやすいことは間違いないです。
実際の求人を見ても、TOEIC 600程度を最低ラインに設定している求人が多いです。
またTOEIC800を最低ラインに設定している求人の方が、年収のオファー額が高いです。
とはいえ、英語力が無くてもポテンシャル採用される可能性もあります。
その場合は、英語力のマイナスを別の能力、スキル、経験でカバーする必要があります。
加えて、もし入社できた場合、熱心に英語を勉強する姿勢を見せ、実際に勉強をしなければなりません。
未経験から転職できるのか
海外営業に転職できる人は、営業経験者はもちろん、未経験者でもポテンシャル枠で採用されることがあります。
ポテンシャル枠の場合は、比較的若い方(20-35歳)が転職しやすい傾向があります。
経験者採用
▪️海外営業経験者
こちらについては伝える必要がないかもしれませんが、A社の海外営業の方が、B社の海外営業に転職する事例は結構あります。
このケースは、転職によって給与が50-100万増加する場合も多くあります。
転職可能な年齢:20-50歳
▪️国内営業経験者
国内営業を経験している人は、海外営業職に採用されやすいです。
業務内容が大きく異なることは無く、顧客が海外になり、コミュニケーションに英語が必要になる程度の変化です。
このような人は、Toeic600を最低ラインとして獲得していれば、給与UPも含めた転職を目指すことができます。
転職しやすい年齢:20-40歳
ポテンシャル採用
年齢が比較的若い20-35歳あたりの方であれば、ポテンシャル採用を狙えます。
数年前までは、30歳限界説がありました。
しかし、近年の「転職市場の流動化」「グローバル化の拡大」「グローバル人材不足」により、ポテンシャル採用→育成という企業が増加しています。
そのため「未経験」「英語力」ゼロの状態でも、採用されるケースが増えているのが実態です。
▪️関連業務経験者
マーケティング業務、物流関連業務、営業サポート、営業企画等、関連業務を経験している場合は、採用される可能性が高まります。
未経験可能の求人はもちろんチャンスがありますし、営業経験者募集という記載があった場合でも、転職エージェントと話すと、求人に応募させてもらえることもあります。
転職しやすい年齢:20-35歳
▪️ポテンシャル採用
・完全未経験で関連業務の経験もない人
・英語力がほぼゼロに等しい人
このような方にさえ、ポテンシャル枠で採用される可能性はあります。
もちろん、これらのマイナス要素を、面接でカバーしなければなりません。
転職しやすい年齢:20-35歳
未経験/英語力ゼロの方が転職するために準備すべきこと
転職するために準備することは大きく3つです。
・転職サイトに登録する
・面接でアピールできる成果を出す
・英語を勉強する
では、一つずつ見ていきます。
転職サイトに登録する
転職サイトに登録する理由は、「実際の求人を見て、必要なスキルを把握する」ためです。
自分が目指すポジションの応募要件、求める人物像、必要な経験を知らずに活動するのは、時間の無駄になってしまいます。
海外営業職といってもいろんな種類の求人があります。
未経験社NGの求人もありますし、TOEIC800以上のような求人もあります。
まずは、業界軸を決めつつ、未経験でも採用される海外営業職の求人を探しましょう。
そして、その求人や類似求人から内定を勝ち取るためには、どのようなスキルが必要か把握して、準備しましょう。
おすすめの転職サイト
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面接でアピールできる成果を出す
面接で自分の成果を説明できるように、現業を頑張りましょう。
採用前の書類でも、採用面接でも、どのような成果を上げたのか?について問われます。
面接官は、
・その成果に再現性はあるのか?
・当社でも、同じように成果を上げれるのか?
このような視点からあなたを評価します。
ここで高い評価を得ることが、転職へ近づく第一歩になりますので、現業で成果を1つ2つ上げれるよう努力しましょう。
英語を勉強する
英語力がなくても、ポテンシャル採用される可能性はあります。
しかし、英語力が高い人の方が、応募できる求人の数も多いです。
また、TOEICの必要スコアが高い求人の方が、年収も高くなっている相関性もあります。
たくさんの求人の中から好きな求人を選べるように、また年収を50-100万以上上げるためにも、最低限の英語力を身につけておきましょう。