こんにちは。30代でFIREを目指しているショーン(Twitter)です。
今回は、FIREを達成するための1つの方法をご紹介します。

Contents
FIREとは?
FIREとは、 “Financial Independence, Retire Early” の頭文字からきた造語で、日本語では『経済的自立、早期リタイア』と訳されます。
FIREはミレニアル世代を中心に新しいライフスタイルの考え方として浸透しつつあります。
*ミレニアル世代:1981年以降に生まれ、2000年以降に成人を迎えた世代のこと
それぞれの言葉に触れると、
経済的自立とは
サラリーマンとしての収入がなくても、自分の事業、副業、配当金などで生活できような状態のことであり、
早期リタイアとは、
言葉の通り、20歳から50歳までに会社を退職して、自由を手に入れることです。
FIREに関する本を何冊か読んでわかったことは、結局「FIREを達成するまでの道のりは1通りしかない」ということです。
FIRE達成の方法
FIRE達成とはどんな状態か
FIREを達成するとは、不労所得で自分や家族の生活費をまかなえ、いつでも早期リタイアができる状態のことです。
*不労所得とは、不動産の家賃収入や、株式の配当などの労働なしで稼ぐことができる所得のことです。
不労所得が生活費を賄えればよい。
FIRE界では4%ルールが一般化されています。
4%はFIREの基準値であり、自分の全投資額の4%以下が自分の生活費になれば、FIREは可能になると言われています。
なぜなら、投資金額の平均配当収益は約4%になるからです。
わかりやすくするために、もう少し具体的に説明します。
例えば、年間200万で生活できる世帯や個人がいるとします。
この世帯/個人に、4%ルール(投資金額の4%が平均配当収益になる)を当てはめると、5000万円の投資額でFIREが可能です。
なぜなら、5000万円の4%(=200万円)が毎年不労所得として生み出されることで、自分の生活費をまかなうことができるからです。
また、副業で年間100万の収益がある場合、残りの必要なお金は100万円なので、2500万円でFIREできます。
「いや、5000万円どころか、2500万円も無理だよ」と思った方。
気持ちはわかります。しかし、簡単にFIREできる魔法はないのです。結局は日々積み重ねの延長線上にFIREがあるのです。
FIRE達成するためのたった1つの方法
ここまでで、FIREとは?4%ルールとは?いくら必要なのか?理解できたと思います。
ここからは、FIRE達成に向けて、行動すべきたった1つのことを説明します。
この記事を書くために有名なFIREに関する本を読破しましたが、どの著者もまとめると下記のような方法でFIREを達成していました。
それは、
「できる限り早い(若い)段階で多くのお金作り出し、そのお金を全額投資して、不労所得が自分の生活費を賄えるようにする」
彼ら、彼女らが行っていたのは、
1、若いうちから収入の最大化と支出の最小化を行い、生まれたお金を全額投資します。
2、多くのお金を投資することで「複利」の効果を最大限に活用するのです。
3、そして、4%ルールで年間不労所得が年間消費額を上回るような状態を作る
たったこれだけのことを、10-20年という長い期間をかけて、継続的に行ってきたのです。
さて、私たちの最初のステップとして、
「若いうちから収入の最大化と支出の最小化を行い、生まれたお金を全額投資」
があります。
ではどうやって、
・収入を最大化するのか?
・支出を最小化するのか?
・どこに投資したらいいの?
との疑問にお応えします。
(参考)複利効果とは
例えば、100万円だけ投資し、毎年4%の配当金を貰い、その配当金を全額再投資するとします。
1年目:100.0
2年目:104.0
3年目:108.2
~
9年目:136.9
10年目:142.3
このように1-2年目は4万円しか配当金収益がないですが、9-10年目は5.4万円の配当収入になっており、最初の100万円は142.3万円になっています。
これをさらに大きな初期投資額(2500万円)の例で見てみましょう。
1年目:2500
2年目:2600
3年目:2704
~
9年目:3421
10年目:3558
2500万円を長期投資し、配当金を再投資しているだけで、10年後には+1.058万になるのが複利効果です。
つまり初期投資額が大きければ大きいほど、投資期間が長ければ長いほど複利効果も大きくなるのです。
*これはインカムゲイン(=配当金)のみを考慮しており、実際はキャピタルゲインも得られることから、より高い収益を期待できます。
*キャピタルゲイン:株価の値上がり額のこと。1000円で買った株を1200円で売った場合、200円のキャピタルゲインが得られます。
支出を最小化する方法
全ての支出が平等ではない
支出の最小化では、もちろん無駄な費用を抑えることが重要ですが、その前に全ての支出が平等ではないということを理解しておきましょう。
数字だけを見るタイプのファイナンシャルアドバイザーが「あなたが大好きな朝のスターバックスのコーヒーをやめましょう。すると年間〇〇円節約できます。」のようなコメントをしますが、このような節約の積み重ねによる支出の最小化はお勧めしていません。
その1杯のコーヒーがあなたにとって至福のひと時になるのであれば、それは継続しましょう。
あなたの経験にお金を使うのであれば、積極的に使いましょう。FIREを目指した結果、今の幸せを先延ばしするのは本末転倒です。
一方で、モノの所有に関しては必要最低限にしましょう。
ブランド品も最初はドーパミンが溢れますが、次第に減少していき、またハイになることを求め、お金を節約する観点からは悪循環になります。
FIRE最強のリタイアから抜粋
『より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人はより幸福になり、人生を満足するのです。』
痛みを伴わない節約とは
ある種の節約はあなたの幸福感を低下させないと言われています。
例えば、
・利用していないサービスのサブスクリプション料金
・携帯料金(SIM移行などで月額費を半額にできるケースも)
・ブランドモノ購入からコスパ重視のモノにシフト
・コンビニ利用を減らし、スーパーを活用する
・水筒を持参する
また、下記は少し痛みを伴うが、いずれ慣れる節約の一部です。
・仕事中のランチを外で買う回数を減らす
・外食の回数を減らす
他にも自分の生活を見直すと、たくさんの浪費があります。
まず1ヶ月間でどのようにお金を使ったか把握して、少しずつ浪費を減らしていきましょう。
収入を最大化する方法
収入源は人によって様々だと思いますが、ほとんどの方にとって、一番大きな収入源は会社員給与だと思います。
そのため、やるべきアクションは、
1、会社員給与を最大化できるようなキャリアを選択
2、副業を加え、ダブルインカムの状態を作る
3、お金を全額投資して、配当金、キャピタルゲインを得る
これらを1からアクションをとっていく、もしくは全部並行して進めても構いません。
会社員給与を最大化できるようなキャリアを選択しよう
業界、企業、職種と何万通りもある中で、今までのキャリア選択してきたかと思います。
それは、年収を最大化できていますか?
いろんな方からキャリアについて聞くと、
・転職すれば+100万円の年収が期待できそう
・このままこのキャリアを歩んでも、大きな年収増は期待できないだろうな
このようなケースが結構散見されます。
会社員給与アップが期待できるケース
もったいないと思うのは、転職したりスキルを身につけることで年収が簡単に上がるのに、情報不足と行動不足によって、低いままの方です。
・良い経験やスキルを持っているのに、自分のスキルが転職市場でどのように評価されているか気付いていない。
・所属企業の平均年収と同業界他社の平均年収がどのくらい乖離しているか知らない。
・新卒就活で失敗したが、第二新卒枠でもう一度チャンスがあることに気づいていない。
・英語のようなスキルを身につけるだけで、市場価値があがることに気づいていない。
自分でもわからない場合は、転職エージェントにキャリア相談してみたり、転職サイトに登録して、自分の業界、競合他社、スキル別で年収を見てみることをお勧めします。
おすすめ転職サイト
「doda」
副業を加え、ダブルインカムの状態を作ろう
会社員給与を最大化を目指しつつ、副業で稼ぎを増やしていきましょう。
様々な副業がありますが、どれも挑戦してみてその中で自分に合うものを継続していくことをお勧めします。
副業初心者であれば、初期コストがほとんどかからないものから始めるとよいでしょう。
・youtube
・ブログ
・転売
・アドバイザー
・動画編集
・不動産
お金を全額投資して、配当金、キャピタルゲインを得る
最初に書いたように、投資への平均収益率は4%です。
つまり、大きな額を投資することで、配当金やキャピタルゲインの額も増えていきます。
貯まったお金はできる限り投資に回しましょう。
投資先は米国市場がいい
初めての投資であれば、やはり規模が一番多く、国としての成長も見込める米国市場を選びましょう。
できる限りリスクを最小限に抑えたい場合はインデックス投資を選びましょう。
一方、リスクを許容できる場合は、変動幅が大きな個別株への投資を選択してもよいでしょう。
*私は、独身、無借金のためリスクを取り、個別株比率を多めに設定しています。
インデックス投資とは、すべての銘柄(=特定市場全体)に同時に投資することができる投資信託指のことです。市場全体に分散投資をする形になるので、リスクを最小限に抑えることができます。
個別株投資の場合は、数1000以上ある銘柄から1つの銘柄を選びます。その株が上がれば短期間で2,3倍のようなことも起こり得ますが、逆に半値になるようなリスクもあります。
おすすめの米株インデックス投資信託
・バンガードS&P500 ETF (VOO)
・バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)
・バンガード・米国後輩等株式ETF (VYM)
リンク 証券会社おすすめ
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